レラティブストレングス投資月次シグナル解説(2021年2月末基準)
2021年2月末のシグナルは以下の通りとなりました。
1 新興国株 Buy
2 日本株 Buy
3 先進国株 Buy
4 日本リート Buy
5 先進国リート Buy
6 新興国債券 Buy
7 先進国債券 Buy
8 日本債券 Sell
順位はレラティブストレングスが強い順を示しています。
前月末の価格が12ヶ月移動平均を上回っているものが「Buy」、下回っているものが「Sell」と表示されています。
このシグナルの意味を解説します。レラティブストレングス投資では、移動平均シグナルが「Buy」で、かつレラティブストレングス上位2位の資産、つまり新興国株に50%、日本株に50%配分するポートフォリオを構築します。
先月と同じポートフォリオですので、今月はトレードが発生しませんでした。
米国金利が上昇し、高PERハイテク株を中心に株が下げる、という局面が見られるようになりました。
コロナ対策の金融緩和政策と財政支出政策で、市場には過剰流動性があふれています。
アメリカ政府は2兆ドル規模の財政支出を計画していますし、FRBは緩和を続けると明言しています。
バイデン大統領もパウエルFRB議長も、自分の失策で不況を招くわけにはいきませんから、流動性が過剰と分かっていても、財政支出や金融緩和を止めることはできません。
今のバブルは終盤に近いと思いますが、ロウソクは消える瞬間に最も激しく燃えるといいます。
最後の上昇も取りに行くのか、ここらへんで降りるのか、判断が難しい局面です。
レラティブストレングス投資では、市場が上昇し続ける限りはBUYシグナルが点灯し続け、市場が12か月移動平均線を下に抜けたところでSELLシグナルが出ます。
レラティブストレングス投資では、シグナルに従っていくまでです。
※投資は自己責任でお願いします。
※毎月のレラティブストレングス投資シグナル判定をするPython Codeを以下に保存しています(Qiitaに飛びます)。
※レラティブストレングス投資に辿り着くまでの記事を下記に目次化しています。ご参考になりましたら幸いです(ブログ旧館へ飛びます)。
※RS投資はそもそもは、Mebane Faber氏という、ヘッジファンドのポートフォリオ・マネージャーが発見した投資手法です。Mebane氏のペーパーを下記記事で紹介しています(ブログ旧館へ飛びます)。