レラティブストレングス投資月次シグナル解説(2021年8月末基準)
2021年8月末のシグナルは以下の通りとなりました。
1 先進国リート Buy
2 先進国株 Buy
3 日本リート Buy
4 日本株 Buy
5 新興国株 Buy
6 新興国債券 Buy
7 先進国債券 Buy
8 日本債券 Buy
順位はレラティブストレングスが強い順を示しています。
前月末の価格が12ヶ月移動平均を上回っているものが「Buy」、下回っているものが「Sell」と表示されています。
このシグナルの意味を解説します。レラティブストレングス投資では、移動平均シグナルが「Buy」で、かつレラティブストレングス上位2位の資産、つまり先進国株に50%、先進国リートに50%配分するポートフォリオを構築します。
前月と同じポートフォリオなので、今回トレードは発生しませんでした。
先進国株の好調が止まりません。
FRBパウエル議長は年内の量的緩和縮小(テーパリング)開始に言及しました。これが相場下落への転換点になるかと思っていましたが、相場は上がり続けています。
日経新聞の記事によると、市場は「Dovish Tapering(ハト派的なテーパリング)」と解釈し、買い材料にしているそうです。
私には理解不能です。
私が自分の判断にたよっていたら、キャッシュポジションを抱えたまま、上昇相場を呆然と眺めていたことでしょう。
レラティブ・ストレングス投資のおかげで、上昇相場をとらえることができています。
上がれば上がるほど上がるのが相場なので、あがり続けている限りはホールドしておいて、レラティブストレングス投資の売りシグナルである12か月移動平均や、52週間移動平均、ないし200日移動平均を下回ったところで売るのが良いのかもしれません。
下のグラフはSP500チャート(52週間移動平均つき)です。52週間移動平均を下に抜けるのはまだ先かもしれません。
いずれにせよ、レラティブストレングス投資では、愚直にシグナルに従うのみです。
投資は自己責任でお願いします。
※毎月のレラティブストレングス投資シグナル判定をするPython Codeを以下に保存しています(Qiitaに飛びます)。
※レラティブストレングス投資に辿り着くまでの記事を下記に目次化しています。ご参考になりましたら幸いです(ブログ旧館へ飛びます)。
※RS投資は、Mebane Faber氏という、ヘッジファンドのポートフォリオ・マネージャーが発見した投資手法です。Mebane氏のペーパーを下記記事で紹介しています(ブログ旧館へ飛びます)。