市原ブログ

レラティブストレングス投資の月次シグナルなど

レラティブストレングス投資月次シグナル解説(2022年3月末基準)

2022年3月末のシグナルは以下の通りとなりました。
1    先進国リート    Buy
2    先進国株    Buy
3    先進国債券    Buy
4    新興国債券    Sell
5    新興国株    Sell
6    日本リート    Sell
7    日本株    Buy
8    日本債券    Sell

 

順位はレラティブストレングスが強い順を示しています。


前月末の価格が12ヶ月移動平均を上回っているものが「Buy」、下回っているものが「Sell」と表示されています。

このシグナルの意味を解説します。レラティブストレングス投資では、移動平均シグナルが「Buy」で、かつレラティブストレングス上位2位の資産、つまり先進国リートに50%、先進国株に50%配分するポートフォリオを構築します。

前月と同じポートフォリオなので、今回トレードは発生しませんでした。

 

今年に入り下落が続いていましたが、3月終盤になって反転しました。

 

「ロシア・ウクライナ紛争さえ落ち着けば株は上がる」という雰囲気が感じられますが、私は懐疑的です。

 

今年に入って株が下げたのは、ウクライナ紛争でなく、FRBの利上げ観測が原因でした。

 

FRBは利上げを続けます。そして利上げの最終局面では株は下落するでしょう。2000年、2008年、2020年の、過去の事実がそれを裏付けています。

 

個人的な事情ですが、2021年に資産が1億円になり、今は1.6億円に増えて、2億が見えてきました。

 

ここで再び1億を割ってしまうと精神的負担が大きいので、あまり大きなリスクは取りたくありません。

 

レラティブストレングス投資以外のポートフォリオでは、キャッシュ比率を増やしています。

 

約4千万円、つまり資産全体の4分の1くらいをキャッシュにしています。

 

残りの1.2億円の資産が仮に半分に減って6千万になってしまっても、1億円を維持できるという、ざっくりした計算です。

 

利上げが終わって、2023年かそれ以降に大きな下落が来たらレバETFを買いに行けるよう、今は資金と精神の余力を蓄えておきたいと考えています。

 

予想が外れて、下落せずに上昇し続けたとしても、1.2億円の投資ポジションが増えてくれればそれで充分です。

 

「上げてもよし、下げてもよし」と思えるポートフォリオが、今は心地よいです。

 

投資は自己責任でお願いします。

 

※毎月のレラティブストレングス投資シグナル判定をするPython Codeを以下に保存しています(Qiitaに飛びます)。

qiita.com

 

※レラティブストレングス投資に辿り着くまでの記事を下記に目次化しています。ご参考になりましたら幸いです(ブログ旧館へ飛びます)。

etftrendfollow.seesaa.net

 

※RS投資は、Mebane Faber氏という、ヘッジファンドポートフォリオ・マネージャーが発見した投資手法です。Mebane氏のペーパーを下記記事で紹介しています(ブログ旧館へ飛びます)。

etftrendfollow.seesaa.net