市原ブログ

レラティブストレングス投資の月次シグナルなど

レラティブストレングス投資月次シグナル解説(2022年6月末基準)

2022年6月末のシグナルは以下の通りとなりました。

1    先進国債券    Buy
2    新興国債券    Buy
3    先進国リート    Buy
4    先進国株    Sell
5    日本債券    Sell
6    新興国株    Buy
7    日本リート    Sell
8    日本株    Sell

 

順位はレラティブストレングスが強い順を示しています。


前月末の価格が12ヶ月移動平均を上回っているものが「Buy」、下回っているものが「Sell」と表示されています。

このシグナルの意味を解説します。レラティブストレングス投資では、移動平均シグナルが「Buy」で、かつレラティブストレングス上位2位の資産、つまり先進国債券に50%、新興国債券に50%配分するポートフォリオを構築します。

 

今回は、先進国株と先進国リートを売り、先進国債券と新興国債券を買うトレードが発生しました。

 

株とリートは円安で粘っていましたが、ついに売却となりました。

 

株安と円安は続きそうな気配です。海外債券も金利上昇で下落してきましたが、ここにきて金利上昇は一服しています。そういう意味では海外債券にシフトするのは妥当に思えます。

 

妥当に思えようが思えまいが、レラティブストレングス投資では愚直にシグナルに従うまでです。

 

なお、過去記事で書きましたが、レラティブストレングス投資以外も含めた資産全体では、4分の1をキャッシュにしています。結果論ですが、キャッシュにしておいて正解でした。今の所、慎重姿勢を維持する方針です。

欧米で8%のインフレとか、景気悪化よりもインフレ抑制を優先するFRB・ECBとか、40年ぶりの円安とか、ロシアウクライナ紛争で食糧危機のリスクとか、前代未聞のことが多すぎです。このような不透明な環境では無理しないほうが良いと思います。

安心できる程度に資産の一部をキャッシュにしておいて、投資の事は忘れて他の趣味や勉強に時間を使うほうが良いでしょう。

 

投資は自己責任でお願いします。

 

※毎月のレラティブストレングス投資シグナル判定をするPython Codeを以下に保存しています(Qiitaに飛びます)。

qiita.com

 

※レラティブストレングス投資に辿り着くまでの記事を下記に目次化しています。ご参考になりましたら幸いです(ブログ旧館へ飛びます)。

etftrendfollow.seesaa.net

 

※RS投資は、Mebane Faber氏という、ヘッジファンドポートフォリオ・マネージャーが発見した投資手法です。Mebane氏のペーパーを下記記事で紹介しています(ブログ旧館へ飛びます)。

etftrendfollow.seesaa.net