レラティブストレングス投資月次シグナル解説(2022年4月末基準)
2022年4月末のシグナルは以下の通りとなりました。
1 先進国リート Buy
2 先進国株 Buy
3 先進国債券 Buy
4 日本株 Sell
5 日本リート Sell
6 新興国債券 Sell
7 日本債券 Sell
8 新興国株 Sell
順位はレラティブストレングスが強い順を示しています。
前月末の価格が12ヶ月移動平均を上回っているものが「Buy」、下回っているものが「Sell」と表示されています。
このシグナルの意味を解説します。レラティブストレングス投資では、移動平均シグナルが「Buy」で、かつレラティブストレングス上位2位の資産、つまり先進国リートに50%、先進国株に50%配分するポートフォリオを構築します。
前月と同じポートフォリオなので、今回トレードは発生しませんでした。
4月は先進国株もリートも下げたのですが、円安によって、円ベースの基準価額がかさ上げされたため、SELLシグナルを免れました。
円安に救われた格好です。
ロシア・ウクライナ紛争
↓
ロシア・ウクライナからの原油、鉱物資源、穀物の輸出減少・停止
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全世界的な幅広いモノのインフレ
↓
↓
利上げによる消費縮小とインフレ継続によるスタグフレーション
というのが弱気派のシナリオかと思います。私も弱気派です。
輸出ができず供給が制約されてインフレが起きているのですから、インフレを抑えるには利上げして需要を減らすしかありません。
供給も需要も減って経済活動量が低下すれば、それはすなわり景気悪化です。利上げで流動性が減り、景気が悪化すれば株価には逆風です。
さはさりながら、レラティブストレングス投資では愚直にシグナルに従うまでです。
投資は自己責任でお願いします。
※毎月のレラティブストレングス投資シグナル判定をするPython Codeを以下に保存しています(Qiitaに飛びます)。
※レラティブストレングス投資に辿り着くまでの記事を下記に目次化しています。ご参考になりましたら幸いです(ブログ旧館へ飛びます)。
※RS投資は、Mebane Faber氏という、ヘッジファンドのポートフォリオ・マネージャーが発見した投資手法です。Mebane氏のペーパーを下記記事で紹介しています(ブログ旧館へ飛びます)。