レラティブストレングス投資月次シグナル解説(2021年3月末基準)
2021年3月末のシグナルは以下の通りとなりました。
1 新興国株 Buy
2 先進国株 Buy
3 先進国リート Buy
4 日本株 Buy
5 日本リート Buy
6 新興国債券 Buy
7 先進国債券 Buy
8 日本債券 Sell
順位はレラティブストレングスが強い順を示しています。
前月末の価格が12ヶ月移動平均を上回っているものが「Buy」、下回っているものが「Sell」と表示されています。
このシグナルの意味を解説します。レラティブストレングス投資では、移動平均シグナルが「Buy」で、かつレラティブストレングス上位2位の資産、つまり新興国株に50%、先進国株に50%配分するポートフォリオを構築します。
今回は、日本株を売り、先進国株を買うトレードが発生しました。
テスラやNIOの株価があり得ないバリュエーションまで上昇したり、アメリカの若者が給付金で投機的な取引をして相場を動かしたり、SPAC(特別買収目的会社)が次々上場したり、投資情報誌ではない一般誌でも株式投資特集が組まれたり、と市場の過熱感はいたるところで見られます。
一方で、バブルを警戒する論調も見られます。
株価の上昇・下落を予想するのは困難です。「上がっても下がっても良し」と思える、程よいリスクのポートフォリオを維持するのが賢明です。
相場が大きく下落した時のために、ある程度のキャッシュポジションを持っておくのも良いアイデアです。
レラティブストレングス投資でSELLシグナルが出た場合には、躊躇せず売ることが大切です。
※投資は自己責任でお願いします。
※毎月のレラティブストレングス投資シグナル判定をするPython Codeを以下に保存しています(Qiitaに飛びます)。
※レラティブストレングス投資に辿り着くまでの記事を下記に目次化しています。ご参考になりましたら幸いです(ブログ旧館へ飛びます)。
※RS投資は、Mebane Faber氏という、ヘッジファンドのポートフォリオ・マネージャーが発見した投資手法です。Mebane氏のペーパーを下記記事で紹介しています(ブログ旧館へ飛びます)。