レラティブストレングス投資月次シグナル解説(2022年1月末基準)
2022年1月末のシグナルは以下の通りとなりました。
1 先進国リート Buy
2 先進国株 Buy
3 日本株 Sell
4 新興国債券 Sell
5 先進国債券 Sell
6 日本債券 Sell
7 日本リート Sell
8 新興国株 Sell
順位はレラティブストレングスが強い順を示しています。
前月末の価格が12ヶ月移動平均を上回っているものが「Buy」、下回っているものが「Sell」と表示されています。
このシグナルの意味を解説します。レラティブストレングス投資では、移動平均シグナルが「Buy」で、かつレラティブストレングス上位2位の資産、つまり先進国ートに50%、先進国株に50%配分するポートフォリオを構築します。
前月と同じポートフォリオなので、今回トレードは発生しませんでした。
今月は先進国株とリートにSellシグナルが点灯し、売却になるだろうと思っていましたが、月末数日の価格反発で、12か月移動平均をギリギリ上回りました。
これで2月に入ってふたたび下落したら最悪の展開です。
2月に反発したら最高の展開です。
市場のリスク要因を自分のメモ用に書いておきます。
- 供給網混乱、求人難が続き部材・人件費増→インフレ→FRB利上げ
- グリーンエコノミーを重視しすぎて石炭使用中止→天然ガス・原油高騰、という流れが続く
- 中国不動産クレジットリスク
- ロシアのウクライナ侵攻→欧米の対ロシア経済制裁→ロシアからの欧州へのガス供給減少→経済的合理性よりメンツを重視した国家行動
- オミクロンの感染力に重症化リスクが追加された変異株
一方プラス要因としては、
- 世の中いろいろあるけど企業はあの手この手で増益を続けている
があります。
いろいろありますが、リスク要因の中で「FRBの利上げ」が一番怖いというのは、世の中何かが間違ってる気もします。戦争や病気よりも金利が大事という・・・
これからどうなるかはわかりませんが、シグナルに従うまでです。
投資は自己責任でお願いします。
※毎月のレラティブストレングス投資シグナル判定をするPython Codeを以下に保存しています(Qiitaに飛びます)。
※レラティブストレングス投資に辿り着くまでの記事を下記に目次化しています。ご参考になりましたら幸いです(ブログ旧館へ飛びます)。
※RS投資は、Mebane Faber氏という、ヘッジファンドのポートフォリオ・マネージャーが発見した投資手法です。Mebane氏のペーパーを下記記事で紹介しています(ブログ旧館へ飛びます)。