レラティブストレングス投資月次シグナル解説(2021年5月末基準)
2021年5月末のシグナルは以下の通りとなりました。
1 先進国株 Buy
2 先進国リート Buy
3 新興国株 Buy
4 日本リート Buy
5 日本株 Buy
6 新興国債券 Buy
7 先進国債券 Buy
8 日本債券 Sell
順位はレラティブストレングスが強い順を示しています。
前月末の価格が12ヶ月移動平均を上回っているものが「Buy」、下回っているものが「Sell」と表示されています。
このシグナルの意味を解説します。レラティブストレングス投資では、移動平均シグナルが「Buy」で、かつレラティブストレングス上位2位の資産、つまり先進国株に50%、先進国リートに50%配分するポートフォリオを構築します。
前月と同じポートフォリオなので、今回トレードは発生しませんでした。
それにしても、株の上昇が止まりません。
バブル膨張時には、
という現象が見られます。
バブル崩壊のたびに広く読み返される名著「大暴落1929」によると、1928年の好況時には、「レバレッジをかけた投資信託」や「レバレッジをかけた投資信託に、レバレッジをかけて投資する投資信託」が、個人投資家の間で流行したそうです。
現在はビットコインなどの暗号通貨が開発され、個人投資家の投機に使われています。さきほどもコンビニで「株で1億円作る!」というムック本が陳列されているのを見ました。
これからもしばらく株の上昇は続くかもしれませんが、上がれが上がるほどその後の下落は強烈なものになるでしょう。
いずれにせよ、レラティブストレングス投資では、愚直にシグナルに従うのみです。
投資は自己責任でお願いします。
※毎月のレラティブストレングス投資シグナル判定をするPython Codeを以下に保存しています(Qiitaに飛びます)。
※レラティブストレングス投資に辿り着くまでの記事を下記に目次化しています。ご参考になりましたら幸いです(ブログ旧館へ飛びます)。
※RS投資は、Mebane Faber氏という、ヘッジファンドのポートフォリオ・マネージャーが発見した投資手法です。Mebane氏のペーパーを下記記事で紹介しています(ブログ旧館へ飛びます)。