レラティブストレングス投資月次シグナル解説(2020年11月末基準)
2020年11月末のシグナルは以下の通りとなりました。
1 新興国株 Buy
2 先進国株 Buy
3 日本株 Buy
4 先進国債券 Buy
5 新興国債券 Buy
6 先進国リート Buy
7 日本債券 Sell
8 日本リート Sell
順位はレラティブストレングスが強い順を示しています。
前月末の価格が12ヶ月移動平均を上回っているものが「Buy」、下回っているものが「Sell」と表示されています。
このシグナルの意味を解説します。レラティブストレングス投資では、移動平均シグナルが「Buy」で、かつレラティブストレングス上位2位の資産、つまり新興国株に50%、先進国株に50%配分するポートフォリオを構築します。
今回は、日本株を売って先進国株を買うトレードが発生しました。
11月の相場は全体的に上昇しました。特に、新興国債券と先進国リートにBUYシグナルが点灯したのが興味深いです。
これまでは株式にだけ集中していた資金が、新興国債券や先進国リートにも流れており、投資先のすそ野が広がっているように見えます。
ナスダック銘柄などに過熱感が出てきたため、資金が次の投資先を探しているようです。
過剰流動性相場末期の典型的現象に見えます。であれば、ここから先は下落リスクが気になります。
しかし、FEDはゼロ金利政策、量的緩和を続ける方針であり、”Don't fight FED.”でいくならば、一時的下落があったとしても3-5年くらいは上昇局面が続くのかもしれません。
いずれにせよ、シグナルに従っていくまでです。
※投資は自己責任でお願いします。
※毎月のレラティブストレングス投資シグナル判定をするPython Codeを以下に保存しています(Qiitaに飛びます)。
※レラティブストレングス投資に辿り着くまでの記事を下記に目次化しています。ご参考になりましたら幸いです(ブログ旧館へ飛びます)。
※RS投資はそもそもは、Mebane Faber氏という、ヘッジファンドのポートフォリオ・マネージャーが発見した投資手法です。Mebane氏のペーパーを下記記事で紹介しています(ブログ旧館へ飛びます)。