レラティブストレングス投資月次シグナル解説(2020年6月末基準)
2020年6月末のシグナルは以下の通りとなりました。
1 先進国株 Sell
2 先進国債券 Buy
3 日本株 Sell
4 新興国株 Sell
5 新興国債券 Sell
6 日本債券 Sell
7 日本リート Sell
8 先進国リート Sell
順位はレラティブストレングスが強い順を示しています。
前月末の価格が12ヶ月移動平均を上回っているものが「Buy」、下回っているものが「Sell」と表示されています。
このシグナルの意味を解説します。レラティブストレングス投資では、移動平均シグナルが「Buy」で、かつレラティブストレングス上位2位の資産、つまり先進国債券に100%配分するポートフォリオを構築します。
先月から、50%日本株を売却し、先進国債券を購入するトレードが発生しました。
なんと、日本株がレラティブストレングスの勢いが1位 なのに、12か月移動平均を下回ってSellシグナル点灯という現象が起きてしまいました。
私の記憶する限り、初めての事態です。
6月は新興国株式が最も大きく上昇しました。
リートは低迷しています。物流リートやデータセンターは別として、オフィスや商業施設などの不動産施設へのアクセスは世界的に制限されているので無理もありません。
株式のボトムからの反発が一服し、レンジ内でのボラの激しい展開となる可能誌が高いので、RS投資のポジションが先進国債券100%というのは心地よくはあります。
(私はレラティブストレングス投資のほか、株式投信やレバETFの投資もしています)
いずれにせよ、未来予想は不可能なので、今後もRS投資では愚直にシグナルに従っていくまでです。
※くれぐれも、投資は自己責任でお願いします。
※毎月のレラティブストレングス投資シグナル判定をするPython Codeを以下に保存しています(Qiitaに飛びます)。
※レラティブストレングス投資に辿り着くまでの記事を下記に目次化しています。ご参考になりましたら幸いです(ブログ旧館へ飛びます)。
※RS投資はそもそもは、Mebane Faber氏という、ヘッジファンドのポートフォリオ・マネージャーが発見した投資手法です。Mebane氏のペーパーを下記記事で紹介しています(ブログ旧館へ飛びます)。