レラティブストレングス投資月次シグナル解説(2021年1月末基準)
2021年1月末のシグナルは以下の通りとなりました。
1 新興国株 Buy
2 日本株 Buy
3 先進国株 Buy
4 先進国リート Buy
5 日本リート Buy
6 新興国債券 Buy
7 先進国債券 Buy
8 日本債券 Sell
順位はレラティブストレングスが強い順を示しています。
前月末の価格が12ヶ月移動平均を上回っているものが「Buy」、下回っているものが「Sell」と表示されています。
このシグナルの意味を解説します。レラティブストレングス投資では、移動平均シグナルが「Buy」で、かつレラティブストレングス上位2位の資産、つまり新興国株に50%、日本株に50%配分するポートフォリオを構築します。
今回は、先進国株を売り、日本株を買うトレードが発生しました。
市場では、米国大型グロースがこれまで大きく上昇し、次を探している雰囲気です。
今回のシグナルの、先進国株から日本株へのシフトも、そのような流れのようにも見えます。
テスラの急騰やロビンフッダーの投機的行動から市場の過熱感を警戒する動きがある一方、次の上昇銘柄・セクターを探す強気な動きもあり、強気と弱気が交錯しています。
強気派と弱気派、どちらが正しいのか、私にはまったくわかりません。
いずれにせよ、シグナルに従っていくまでです。
※投資は自己責任でお願いします。
※毎月のレラティブストレングス投資シグナル判定をするPython Codeを以下に保存しています(Qiitaに飛びます)。
※レラティブストレングス投資に辿り着くまでの記事を下記に目次化しています。ご参考になりましたら幸いです(ブログ旧館へ飛びます)。
※RS投資はそもそもは、Mebane Faber氏という、ヘッジファンドのポートフォリオ・マネージャーが発見した投資手法です。Mebane氏のペーパーを下記記事で紹介しています(ブログ旧館へ飛びます)。
レラティブストレングス投資月次シグナル解説(2020年12月末基準)
2020年12月末のシグナルは以下の通りとなりました。
1 新興国株 Buy
2 先進国株 Buy
3 日本株 Buy
4 新興国債券 Buy
5 先進国リート Buy
6 先進国債券 Buy
7 日本リート Buy
8 日本債券 Sell
順位はレラティブストレングスが強い順を示しています。
前月末の価格が12ヶ月移動平均を上回っているものが「Buy」、下回っているものが「Sell」と表示されています。
このシグナルの意味を解説します。レラティブストレングス投資では、移動平均シグナルが「Buy」で、かつレラティブストレングス上位2位の資産、つまり新興国株に50%、先進国株に50%配分するポートフォリオを構築します。
今回は、トレードが発生しませんでした。
昨年後半から、新興国株の上位が続いています。下のグラフはeMAXIS Slimの新興国株と先進国株のチャートです(出所:eMAXISウェブサイト)。
米国株に注目が集まった2020年でしたが、過熱感も警戒されています。
一方、新興国株にはそれほどの過熱感はありません。
今後の主役は新興国株になるかもしれません。
ならないかもしれません。
いずれにせよ、シグナルに従っていくまでです。
※投資は自己責任でお願いします。
※毎月のレラティブストレングス投資シグナル判定をするPython Codeを以下に保存しています(Qiitaに飛びます)。
※レラティブストレングス投資に辿り着くまでの記事を下記に目次化しています。ご参考になりましたら幸いです(ブログ旧館へ飛びます)。
※RS投資はそもそもは、Mebane Faber氏という、ヘッジファンドのポートフォリオ・マネージャーが発見した投資手法です。Mebane氏のペーパーを下記記事で紹介しています(ブログ旧館へ飛びます)。
レラティブストレングス投資月次シグナル解説(2020年11月末基準)
2020年11月末のシグナルは以下の通りとなりました。
1 新興国株 Buy
2 先進国株 Buy
3 日本株 Buy
4 先進国債券 Buy
5 新興国債券 Buy
6 先進国リート Buy
7 日本債券 Sell
8 日本リート Sell
順位はレラティブストレングスが強い順を示しています。
前月末の価格が12ヶ月移動平均を上回っているものが「Buy」、下回っているものが「Sell」と表示されています。
このシグナルの意味を解説します。レラティブストレングス投資では、移動平均シグナルが「Buy」で、かつレラティブストレングス上位2位の資産、つまり新興国株に50%、先進国株に50%配分するポートフォリオを構築します。
今回は、日本株を売って先進国株を買うトレードが発生しました。
11月の相場は全体的に上昇しました。特に、新興国債券と先進国リートにBUYシグナルが点灯したのが興味深いです。
これまでは株式にだけ集中していた資金が、新興国債券や先進国リートにも流れており、投資先のすそ野が広がっているように見えます。
ナスダック銘柄などに過熱感が出てきたため、資金が次の投資先を探しているようです。
過剰流動性相場末期の典型的現象に見えます。であれば、ここから先は下落リスクが気になります。
しかし、FEDはゼロ金利政策、量的緩和を続ける方針であり、”Don't fight FED.”でいくならば、一時的下落があったとしても3-5年くらいは上昇局面が続くのかもしれません。
いずれにせよ、シグナルに従っていくまでです。
※投資は自己責任でお願いします。
※毎月のレラティブストレングス投資シグナル判定をするPython Codeを以下に保存しています(Qiitaに飛びます)。
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※RS投資はそもそもは、Mebane Faber氏という、ヘッジファンドのポートフォリオ・マネージャーが発見した投資手法です。Mebane氏のペーパーを下記記事で紹介しています(ブログ旧館へ飛びます)。
レラティブストレングス投資月次シグナル解説(2020年10月末基準)
2020年10月末のシグナルは以下の通りとなりました。
1 新興国株 Buy
2 日本株 Buy
3 先進国株 Buy
4 先進国債券 Buy
5 日本債券 Sell
6 新興国債券 Sell
7 日本リート Sell
8 先進国リート Sell
順位はレラティブストレングスが強い順を示しています。
前月末の価格が12ヶ月移動平均を上回っているものが「Buy」、下回っているものが「Sell」と表示されています。
このシグナルの意味を解説します。レラティブストレングス投資では、移動平均シグナルが「Buy」で、かつレラティブストレングス上位2位の資産、つまり新興国株に50%、日本株に50%配分するポートフォリオを構築します。
今回は、先進国株を売って日本株を買うトレードが発生しました。
VIXが一時40を超えるなど、神経質な相場環境となっています。
GAFAの上昇が続いたことで、市場の高所恐怖症が強くなっているようです。ちょっとした利益確定売りが、大きな下落を引き起こしています。
米大統領選が11月3日にあります。市場のボラティリティはしばらくは高止まりするかもしれません。
いずれにせよ、シグナルに従っていくまでです。
※投資は自己責任でお願いします。
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レラティブストレングス投資月次シグナル解説(2020年9月末基準)
2020年9月末のシグナルは以下の通りとなりました。
1 先進国株 Buy
2 新興国株 Buy
3 日本株 Buy
4 先進国債券 Buy
5 新興国債券 Sell
6 日本債券 Sell
7 日本リート Sell
8 先進国リート Sell
順位はレラティブストレングスが強い順を示しています。
前月末の価格が12ヶ月移動平均を上回っているものが「Buy」、下回っているものが「Sell」と表示されています。
このシグナルの意味を解説します。レラティブストレングス投資では、移動平均シグナルが「Buy」で、かつレラティブストレングス上位2位の資産、つまり先進国株に50%、新興国株に50%配分するポートフォリオを構築します。
先月と同じなので、トレードは発生しませんでした。
9月の株式相場は弱含みましたが、債券やリートよりもレラティブストレングス・シグナルの強さを維持しています。
3月末からの上昇が際立っているので、急落がない限りは、株式のシグナルの強さはしばらく続きそうです。
波乱材料としては、米国大統領選挙、米中貿易摩擦、コロナ再拡大リスク、などありますが、どれも予測不可能です。
未来予測でなく、シグナルに従っていくまでです。
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レラティブストレングス投資月次シグナル解説(2020年8月末基準)
2020年8月末のシグナルは以下の通りとなりました。
1 新興国株 Buy
2 先進国株 Buy
3 日本株 Buy
4 先進国債券 Buy
5 新興国債券 Sell
6 日本債券 Sell
7 日本リート Sell
8 先進国リート Sell
順位はレラティブストレングスが強い順を示しています。
前月末の価格が12ヶ月移動平均を上回っているものが「Buy」、下回っているものが「Sell」と表示されています。
このシグナルの意味を解説します。レラティブストレングス投資では、移動平均シグナルが「Buy」で、かつレラティブストレングス上位2位の資産、つまり新興国株に50%、先進国債券に50%配分するポートフォリオを構築します。
先月から、50%先進国債券を売却し、先進国株を購入するトレードが発生しました。
株式の好調が とまりませんが、現状の見方として次のどちらが正しいのでしょうか。
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2009年から2019年まで10年間上げ続けたような、長期上昇相場のはじまり
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下落反転の直前。相場から逃げる最後のチャンス
私は相場予測に基づく投資はしません。「上げても良し、下げても良し」というポートフォリオを維持します。
レラティブストレングス投資の場合、上昇相場が続けば最もモメンタムの強い2資産に投資します。下落が始まれば12か月移動平均のSellシグナルが点灯し、売却します。上げにも下げにも対応できる戦略です。
※投資は自己責任でお願いします。
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※レラティブストレングス投資に辿り着くまでの記事を下記に目次化しています。ご参考になりましたら幸いです(ブログ旧館へ飛びます)。
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バンガードの日本撤退:分析と所見
低コスト・インデックスファンドの世界的草分け、バンガード社が、日本拠点での営業活動を段階的に終了し、日本支社を閉鎖すると発表しました。
日経新聞記事によると、「成長の見込める中国本土市場に経営資源を振り向ける」とのことです。
日本の個人金融資産は2000兆円弱の残高があるものの、その多くは預貯金と保険が占めています。NISAなど官民あげて「貯蓄から投資へ」と掛け声を上げていますが、その規模は小さく、投資への大きな資金シフトは望めそうにありません。
しかも、ニッセイアセットや三菱UFJ国際投信(eMAXIS Slim)が、なりふり構わぬ低価格競争を仕掛け、バンガード社の価格優位性は薄れてしまいました。
バンガード社の低コスト・インデックスファンドという「薄利多売ビジネスモデル」は規模がすべてです。それなのに、日本では市場規模の拡大も市場シェアの拡大も期待できないという状況になってしまいました。
バンガード社の日本でのコスト・リーダーシップ戦略は、詰んでしまったわけです。
一方で、中国市場は2025年までに米国に次ぐ市場規模に成長すると予想されており、しかも中国人の投資意欲は旺盛です。おそらくですが、中国の資産運用会社は日系と違い、採算度外視の低コスト・インデックスファンドを売るようなことはしないでしょう。
であれば、日本で投資啓蒙活動にコストをかけるよりも、中国市場に参入するべき、という経営判断は妥当といえます。
どんなビジネスでもそうなのですが、流れのない所に流れを生み出すのはものすごいエネルギーを要する一方、すでにある流れに乗っかるのは簡単なのです。
今回のバンガード撤退は、大きな示唆を含んでいます。
貯蓄から投資へのシフトが望めない日本では、低コスト・インデックスファンドだけのビジネスは成り立たないのです。
ニッセイアセットや三菱UFJ投信が低コスト競争できるのは、ほかに収益性の高い商品(高齢富裕層をターゲットとした高付加価値・高コスト・ファンド)を持っているからです。さらに、生命保険や消費者ローンという高収益商品で儲けている親会社(日本生命/三菱UFJ銀行)からの支援もあります。
このような競合他社がいる市場にコスト・リーダーシップ戦略だけで参入しようというのが、土台無理な話だったのです。
バンガード社は、アメリカで成功した「超巨大・低コスト・インデックスファンド」という成功体験にとらわれず、日本では新たなビジネスモデルを生み出すべきだったのかもしれません。
また、私も含めてですが、低コスト・インデックスファンドしか買わない投資家にも責任があります(私は一部でレバレッジETFを買っていますが、ほとんどは低コスト・インデックスファンド)。
低コスト・インデックスファンドしか買わないというのは、スーパーで安売り卵だけ買って帰るのと同じです。
スーパーは、赤字覚悟の安売り卵でお客さんを呼び、ほかの儲けの出る商品も買ってもらって全体の採算を確保します。
なのに、安売り卵だけ買って帰るという「マネーリテラシーの高い」お客さんが増えると、スーパーは潰れてしまいます。つまり、「次のバンガード」が出てきてもおかしくありません。
「高い商品を買ってお店を儲けさせてくれる他のお客さんがいるから、自分は安売り卵を買えるのだ」という感謝の心を持ちたいものです。
とりとめのない文章になってしまいました。。。
低コスト・インデックスファンドが日本で定着したのは、バンガード社のおかげです。バンガード社が参入しなかったら、eMAXIS Slimや<購入・換金手数料なし>ニッセイインデックスファンドは誕生してないでしょう。
バンガード社の撤退はとても残念です。これまでの日本での活動に感謝し、中国本土での成功を祈りたいと思います。